二の重

二の重

酢の物

  • 紅白なます
    細く切った大根(白)と人参(赤)でお祝いの水引をかたどったものを表します。
  • 千代呂木(ちょろぎ)
    シソ科の多年草木の巻き貝に似た根を、梅酢やシソ酢に漬けて赤く染めたもです。
    おめでたい文字をあてて、「長老木」「長老喜」「千代呂木」と書き長寿を祈ったものです。ちょろぎは黒豆と共に盛り付けられます。
  • 酢蓮(すばす)
    レンコンの酢の物。
    レンコンは将来が見通せるようにとされ、、縁起がいいとされています。
  • 菊花かぶ
    かぶをおめでたい菊の花に飾り切りし紅白に染めた、長寿を願う縁起物です。
    かぶの酢の物は、かぶは頭に通じ、頭(かしら)を目指すようにと、武家の間で縁起のいい食べ物として広まったといわれています。
  • 数の子
    たくさんの卵があるということから、子孫繁栄を願う縁起物とされています。
  • いくら
    子宝に恵まれるようにと、願いが込められています。

焼き物


  • 出世魚である事から出世を祈願したものです。

  • 魚の王様、めでたい謂れから、縁起のよいものの代表として、古くから祝い事に欠かせないものとなっています。

  • 鰻登りから出世を祈願する。ごく最近の風潮です。
  • 海老
    髭が長く、尾部が曲がっているので、腰が曲がるまで、末永く長生きる老人を、連想させる事から長寿を祈願したものです。
    昔は、一般的に伊勢海老を使うことが多かったですが、最近では高価である為、クルマエビなどが使用されています。
  • コハダ粟漬
    コハダはシンコ、コハダ、コノシロと名を変える出世魚で、縁起がいいとされています。
  • 田作り
    片口イワシの稚魚を、乾燥させた素干しです。
    田植えの祝儀肴に用いられ、昔豊作を願い、小魚を田畑に肥料として、蒔かれたことから、田作りと名づけられました。
    また、五万米(ごまめ)とも言います。